ete bijoux

Special Interviewete bijoux meets “tamatepako”

2つのギフトケース 2つのギフトケース
「贈り物をするときの入れ物」をテーマに、革や紙、布など多彩な素材と形でギフトケースを展開する“tamatepako”。
自由な発想から生まれる箱は、一つひとつ丁寧に手作りされ、それぞれ異なる表情を纏います。
今回、ete bijouxではtamatepakoとコラボレーションし、日常にささやかな喜びをもたらす宝物たちを詰め込んだ、
玉手箱のようなスペシャルボックスが完成。その制作背景やこだわりについて、
tamatepako箱作家の福岡陽子さんとete bijouxデザイナーのNosoが語り合う特別インタビューをお届けします。

Profile

Noso / ete bijoux デザイナー

日常から特別な瞬間まで、さまざまなシーンを彩るジュエリーを中心に、ete bijoux のブランドクリエイティブを手がけている。

福岡 陽子 / 箱作家

特別な贈り物を演出するギフトケースとして、また自分用の大切な何かを収納する入れ物として、革・紙・布など、多彩な素材と形の箱を制作。
IG:@tamatepako

スペシャルボックスを手に取る福岡さんとNosoさん

“tamatepako” の名作を
日常で使えるオリジナルサイズに

まず、今回のコラボレーションの経緯を教えてください。
Noso(以下、N):ete bijouxのSpecial Boxを作るにあたり、パッケージは「捨てられないもの」にしたいという想いがありました。日々の暮らしに寄り添い、使うほど愛おしさが募っていくような入れ物を、と考えたときに思い浮かんだのが、tamatepakoの箱でした。以前から作品を拝見していて、「いつかご一緒できたら」と思っていたのと、今回の企画にぴったりだと感じたので、思いきってお声がけしました。
福岡さんは、ete bijouxについてご存じでしたか?
福岡(以下、F):もちろん知っていました。幅広い年代の方に親しまれているブランドという印象があり、日常に寄り添うジュエリーを提案されている点も共感できたので、今回お話をいただいたときはとても嬉しかったです。
“tamatebako”ではなく、“tamatepako”というユニークな名前の由来について教えてください。
F:日本の文化や昔話に根ざした「玉手箱」という言葉があります。辞書を引くと「美しい箱」「人に見せない大切なもの」とされていて、美しい入れ物になるよう心がけて制作している私の想いに重なる言葉だと感じました。あえて“tamatepako”としたのは、その方が面白いかなと思ったくらいで……。
2種類のスペシャルボックス
福岡さんらしい可愛い遊び心ですね。今回の箱はどのように決められたのですか?
F:最初にNosoさんからちいさい箱とおおきい箱の2種類を作りたいというお話があって、ふたりで話し合いながら、素材や形状、サイズを決めていった感じです。

N:素材に関しては、tamatepakoの定番であるナチュラルレザーを使いたいと考えていました。時間とともに味が深まっていく天然のヌメ革は、長く寄り添うジュエリーというete bijouxの在り方と通じる部分があります。形状については、ジュエリーボックスとしてだけでなく、身の回りのこまごましたものを入れられる「おどうぐばこ」のような存在にしたかったので、ベーシックな形がいいなと思いました。

F:今回提案させていただいた箱は、以前参加した企画で友人の提案をきっかけに生まれたデザインですが、中に入れるものに合わせた微妙なサイズ感にこだわり、オリジナルで仕上げました。
ジュエリー以外に、どんなものを入れるイメージですか?
N:社内のショップスタイリストにヒアリングをしたところ、「リップを立てて収納したい」という声があったので、正方形だった小さい箱の試作品を、リップを立てて入れられる高さに調整してもらいました。おおきい箱はノートやペンがぴったり収まるサイズなので、ステーショナリーのほか、メガネなども入れていただけたらと思っています。
ちいさい箱のセットアイテム おおきい箱のセットアイテム
ジュエリーについてのこだわりも教えてください。
N:ちいさい箱に入るジュエリーはコードチョーカーなのですが、通常のネックレスよりやや短めの全長36cmに仕上げ、チョーカーとしてタイトに使える長さでありながら、ブレスレットとして二重巻きしたときにも余りが出すぎないサイズ感にこだわりました。さらにスライドボールを採用して、長さの調整ができるようにもしています。

おおきい箱のキーリングは、“Draw”コレクションを象徴するラフなラインに、5つのストーンやウッドを組み合わせています。これらは取り外し可能なので、ラッピングのスエードコードに通してネックレスとして使ったり、ご自身でお好きなチャームを追加したりできます。これも3つセットにするのか、5つセットにするのか、その数から配色まで悩みましたが、自分らしいスタイルを自由に楽しんでほしいと思ったので、5つにして、新春の前向きな気持ちを後押しするような色合いを選びました。
手首にコードチョーカーを付けている様子 ジーンズのベルト通しにキーリングを付けている様子

ずっと大切に、永く愛せる
アイテムを「美しい箱」に詰めて

「おおきい箱」に入っている、ノートやペンにもこだわりがあるそうですが。
N:東京・代々木上原の人気店“HININE NOTE”に依頼したノートは、牛乳パックなどの古紙を再生した表紙で、繊維がほのかに浮かぶ独特の質感があります。醸し出す雰囲気がete bijouxの世界観に通じると感じ、今回採用しました。ペンは、環境に配慮したバンブーファイバー素材のものをセレクト。革に空いた穴など、ありのままの素材を生かし、ユニークな一点物として仕上げているtamatepakoも、限りある資源を大切に使うete bijouxの姿勢と深く響き合っていると思います。

F:tamatepakoでは、革の端まで無駄なく使い、廃棄する部分を極力減らすこともコンセプトにしています。傷や色ムラも、革が持っている一つの個性として楽しんでもらえたら嬉しいです。
今回のセットには「ふろしきハンカチ」も入っていますが、こちらもサステナブルなアイテムと言えます。
N:ラッピングとして使っていただくのはもちろん、ハンカチサイズなので日常でも活躍します。大小の箱で柄は異なりますが、どちらもルックブックの写真からセレクトしたもので、ブランドが大切にしている空気感やニュアンスを感じてもらえたらと思っています。
ふろしきに包まれたちいさい箱と大きい箱
箱を開けた瞬間からワクワクを感じられる、まさに玉手箱のようなスペシャルボックスになっていますが、完成に至るまでどのくらいの期間だったのですか?
N:昨年のクリスマスが終わった頃に企画をスタートしたので、およそ1年かけて少しずつ形にしていきました。福岡さんに実際にご依頼したのが3月頃でしたよね?

F:そうですね。Nosoさんはアトリエにも足を運んでくださり、作品を熱心に見てくださいました。年齢が近く、感覚も似ていたので、企画以外の話もしながらリラックスして制作できました。

N:私にとっても、福岡さんと対話を重ねた時間は本当に特別でした。大切なものを一つひとつ丁寧に詰めていくような気持ちで仕上げたので、箱を手にした方にも、そのワクワクが自然と伝わればと思います。
最後に、このSpecial Boxをどんな方の手元に届けたいですか?
N:今回のボックスには、「Wishing you special moments every day.(あなたの毎日が特別な瞬間で満たされますように)」というメッセージタグを添えています。日々の暮らしを心豊かに楽しんでほしいという想いを込めているので、年齢を問わず、様々な方に手に取っていただけると嬉しいです。

F:新春に手にしていただくことになると思うので、まずは気持ちが上向くきっかけになれたらと思っています。時間をともに重ねながら、初めて手にしたときのワクワクをふと思い起こさせてくれる、そんな存在になれたら本望です。

ete bijoux Special Box with “tamatepako”

ete bijouxによる新春のスペシャルボックスが登場。福岡さんが手作りした“tamatepako”は、大と小の2種類をラインナップし、それぞれ異なるアイテムが詰め込まれています。玉手箱を開けるようなワクワク感に満ちた特別なキットで、2026年のスタートを前向きな気持ちで迎えてみては。